「逸脱系」に群がる性犯罪被害者予備軍の少女たち この新たな文化を大人は知っておくべきだ

投稿者: | 2020年3月24日

中学生になって友達がSNSをたくさんやっていることを知りました。 私もしなければ友達とつきあうことができないと思ってツイッターを始めたのですが、(自分の)体の写真を撮って載せる友達が多いことに気づきました。 それを「逸脱系」「肌色系」と呼ぶことも知りました。 私も友達のように下着だけで撮った体の写真を1枚アップしました。すると、ある人からDMをもらいました。 私がアップした写真はわいせつ物流布罪に当たると言って、「自分の言う通りにしたら、学校の先生やお母さんに言わない」と言いました。

昨年(2019年)11月、韓国サイバー性暴力対応センターが公開した性暴力被害相談事例の一部だ。 同じ時期にハンギョレの最初の報道で「テレグラム性搾取」が一般に知られるようになり、一部のメディアでは被害者の多くが10代の女性だという事実を「驚くべき」と表現した。 しかし、本当に驚くことだろうか? テレグラムによる性搾取はツイッターの「逸脱系」の利用者を狙ったものだが、この発言からも分かるように「逸脱系」はすでに10代の文化に溶け込んでいた。 10代の女性たちがデジタル性犯罪にさらされやすいことは「十分に予想可能な」、あるいは「予想すべき」ことなのに、韓国社会の問題認識と対応策作りが遅れているのではないだろうか?
ハンギョレ21

今、韓国社会を揺るがせている「N番部屋」という大規模な性犯罪事件。
きのう「博士」というニックネームで呼ばれていた主犯、チョ・ジュビン(25)が逮捕されたが、騒ぎはまだ当分、続きそうだ。

私も、前の記事で、この事件の概要を伝えたのだが、もうひとつ理解できない部分があった。被害女性たちは、そもそも、なぜ被害者になったのか?

■被害女性74人、うち未成年16人 SNSのグループチャットを使ったとんでもない性犯罪が発覚!

私がソースとした国民日報の記事には、「スマホを使った割のいいアルバイトという広告を出して、女性たちを誘引。応募してきた女性たちに、顔出しの裸の写真を撮って送らせ、アルバイト契約で作成した契約書などで把握した個人情報と共に、それを脅しの材料に使って「想像できないほどの性搾取動画」(記事原文直訳)を撮影させた」と記されていたのだが、ここで、アルバイトに応募した女性たちが、なぜ、顔出しの裸の写真を犯人たちに送ったのか? この点がよく分からなかった。

アルバイト(このアルバイトというのは、要するに、わりあい高額の手当てで愛人になるというようなもの)のために、見ず知らずの者に、きわめてプライベートな自分の裸体写真を送ったりするものだろうか? そんなことをしたら、それをネタに強請られたりするとは考えなかったのだろうか? この疑問を解いたのが、この少女の告白だ。

少女の話から、だいたい想像できると思われるが、「逸脱系」というのは、主としてツイッターで「逸脱系」というキーワードを入れて掲示物をアップする人たちのこと。女性が多く、人々の関心を引きたいという気持ちや、性的好奇心から、あるいは性的刺激を求めて、顔は出さずに自分で撮った自分の裸体写真などを上げている。

若い女性たちのこの「ちょっとした火遊び」が犯人たちに狙われたのだ。

犯人たちは、警察を装って「わいせつ物流布容疑でおまえを捜査している。処罰するつもりだ。連絡しなさい」などと言ってきたり、ハッキングサイトにアクセスさせたり、高収入のアルバイトを持ちかけたりして、女性の身元を暴く。

まず女性の携帯の電話番号を知る。すると、この番号から、さまざまなSNSのアカウントが分かる。カカオトークなどに入って内容を調べれば、女性の本名以下、個人情報がまとめて手に入る。

そして、犯人は被害女性を脅迫する。
「おまえがやっていることを親や先生や、周りの人たちに知らせる」

女性たちは、これに、大変な恐怖を感じる。

犯人は「おれの言うことを聞いて、1、2週間、奴隷になれ。そうすれば、おまえの情報は破棄してやる」と持ちかけ、女性が応じることで一種の取引が成立する。

犯人が「奴隷」に指示して撮らせた映像は、わいせつでもあるのだが。それ以上に、残酷、非常に加虐的だったという。

犯人は、こうして撮らせた映像をテレグラムに作った部屋で、会員たちに有料で公開して荒稼ぎしていた。

こういう、きわめて卑劣な犯罪だったのだ。


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