被害女性74人、うち未成年16人 SNSのグループチャットを使ったとんでもない性犯罪が発覚!

投稿者: | 2020年3月21日

韓国で、また、20代の若者によるおぞましい性犯罪が摘発された。

ソウル地方警察庁サイバー安全課は、2018年12月から今月にかけて、SNSのグループチャットに集めた会員に、性搾取物(わいせつ動画)を流布した容疑で、運営者のチョ容疑者(20代)を検挙し、19日逮捕した。犯行に加わった共犯13人も検挙、うち4人を拘束して捜査を続けている。

現在までに確認された被害女性は74人で、このうち少なくとも16人は未成年者だ。

まず、犯行の実態について、国民日報の記事から、要点をまとめてみよう。

・モバイルメッセンジャーのテレグラムで”博士房”というグループチャットルームが犯行の舞台。
・数十人の女性を脅迫し、性的搾取動画を制作·流布した。
・スマホを使った割のいいアルバイトという広告を出して、女性たちを誘引。
・応募してきた女性たちに、顔出しの裸の写真を撮って送らせ、アルバイト契約で作成した契約書などで把握した個人情報と共に、それを脅しの材料に使って「想像できないほどの性搾取動画」(記事原文直訳)を撮影させた。
・女性たちに自らナイフで身体に”博士””奴隷”などの文字を刻ませ、“博士の映像物”であることを証明。
・”博士房”に積極的に参加する会員を”職員”と呼び、犯行に加担させた。
・”職員”一部は、チョ容疑者の指示に従って被害女性に性的暴行を加えたり、マネーロンダリング、性搾取動画の制作と流布、チャットルームの運営などをした。
・チャットルームに参加した有料会員や被害女性も、個人情報などで脅され、犯行に加担させられた。今回検挙された共犯には被害女性も1人含まれている。
・洞事務所(町役場)に勤める公益勤務(兵役の代替業務として、役所などで働くこと)要員2人を抱き込み、被害者の身元情報を入手。
・公益勤務要員には住民の個人情報へのアクセス権限はないが、職員が照会業務をしていて席を外したときなどの機会を使って、被害者とその家族の個人情報を照会してチョ容疑者に渡した。犯行に加わった公益勤務要員のうち1人は拘束、もう1人は不拘束で捜査中。
・10人以上の共犯を使って犯行に及ぶながら、チョ容疑者はただ1人の共犯とも顔を合わせたことがない。
指示はテレグラムを通じてのみ。共犯13人に、チョ容疑者の顔や身元を知る者は1人もいなかった。
・チョ容疑者のノートPCと携帯電話を押収した警察はフォレンジック(鑑識)作業をしている。
・警察はまた、チョ容疑者の住居から現金約1億3000万ウォン(1300万円)を押収。
・チョ容疑者は、有料チャットルームを3レベルに分けて運営、最大1万人から20万~150万ウォンの”後援金”を受け取っていた。犯罪収益はこれよりはるかに多いと推定される。
・ソウル地方警察庁知能犯罪捜査隊では、チョ容疑者がビットコインなどの仮想通貨で受け取った犯罪収益を調べている。

報道では、なぜか、チョ容疑者の顔も名前も身元も伏せられており、ネチズンの間で、それらを公開すべきだという声が高まっている。それで警察も情報公開を検討、警察関係者によると「来週初めに身元公開委員会を開き、公開するかどうかを決める」とのこと。

それから、警察はまだ把握していない有料チャットルームの会員たちの身元も迅速に把握し、犯罪に加担したかどうかを確認する。この事件の特性上、チャットルームの会員たちも動画流布などチョ容疑者の犯行に加わっていた可能性が高いからだ。

news1の報道によると、警察は被害者の通報で昨年(2019年)9月に捜査を始め、6カ月間、さまざまな特殊捜査技法を駆使してチョ容疑者を特定し、16日にチョ容疑者と共犯を検挙した。警察関係者は「数十回にわたる押収捜索、CCTV(監視カメラ)の分析、国際協力捜査、仮想通貨追跡など、あらゆる捜査技法を使った」と明かした。

チョ容疑者は検挙当時「博士の犯行に加わったことはあるが、自分は博士ではない」と犯行を否認、自害騒動を起こしたりもしたが、現在は自分が博士であることや、犯行のすべてを認めているという。(有料チャットルームの入場料を受け取りながら入場させなかったり、銃器や麻薬を販売すると見せかけて金をだまし取るなど、多数の詐欺も働いていた)

警察によると、チョ容疑者らには、児童青少年性保護法(児童わいせつ物制作)·強制わいせつ·脅迫·強要·詐欺·個人情報保護法(個人情報提供)·性暴力処罰法(カメラなどを利用した撮影)の容疑が適用され、5年以上、最大で無期の懲役刑に処されるだろうとのこと。

ネチズンからは、チョ容疑者だけではなく、有料会員全員の身元を明かし、厳しく罰しろ、という声も多い。

この事件の前にも、韓国の若者が「世界最大の児童ポルノサイト」を運営していたことが発覚して騒ぎになったことがあるが、そのときの犯人は23歳だった。

■世界最大の児童ポルノサイトの運営者は韓国の若者、利用者の70%は韓国人

今回のチョ容疑者も20代とのことだが、さて、何歳なのだろうか?

近年の急速な情報通信技術の発展。その闇の部分だろうな。頭の柔らかい若者たちは「技術」を恐るべき速さでマスターして使いこなすようになるが、心の成長がそれに伴わないため、暴走したりもする。韓国だけのことではないのだろうが、あの民族性、あの民度で、なまじIT強国なだけに…。


被害女性74人、うち未成年16人 SNSのグループチャットを使ったとんでもない性犯罪が発覚!」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 「逸脱系」に群がる性犯罪被害者予備軍の少女たち この新たな文化を大人は知っておくべきだ – 山本光一のブログ

  2. ピンバック: 「逸脱系」に群がる性犯罪被害者予備軍の少女たち この新たな文化を大人は知っておくべきだ – 山本光一のブログ

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